借入金や社債など、返済を必要とする外部調達資金である他人資本に対して、資本金、法定準備金や剰余金などの、返済を必要としない資金を、自己資本と呼んでます。返済の必要がない自己資本は、経営の安定という観点から、その充実性が重要なこととなります。
ちなみに、自己資本と株主資本の関係についてですが、2006年5月1日の新会社法の施行によって新株予約権や少数株主持分などの関連から、厳密には少し異なった意味を持つようになりました。しかし、広義では自己資本と株主資本、そして純資産は同じ意味を持つと解釈して問題ないと考えられます。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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