マネーローンダリング(資金洗浄)とは、 犯罪行為によって得た資金を、犯罪との関連を不明瞭にするために偽装したり隠したりする行為のことをいいます。
たとえば、麻薬密売人が麻薬密売で得た代金を偽名で開設した銀行口座に隠匿したり、詐欺や横領の犯人が騙し取ったお金をいくつもの口座を使って、転々と移動させて、出所をわからなくするような行為がその典型とされています。
このような行為を放置すると、犯罪収益が将来の犯罪活動に使われることを放任することとなったり、犯罪組織がその資金を元に合法的な経済活動に支配力を及ぼす契機となることから、マネーローンダリングの防止は犯罪対策上の重要な課題になっています。
【同義語】 資金洗浄
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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