長期国債ファンドとは、長期国債を中心に内外の公社債に投資する単位型の公社債投資信託です。
信託期間は5年で、収益を毎年受ける分配型と、再投資して満期償還時に一括して受け取る無分配型があります。申し込みは1口1万円単位で、1年以上経つと手数料なしで自由に換金できますが、1年未満で換金する場合は1口150円の信託財産留保金が差し引かれます。
長期国債の組み入れにより、中期国債ファンドよりもさらに安定した収益確保が期待できる商品ですが、元本保証はありません。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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