FOMC(連邦公開市場委員会)は、日本で言えば日銀の金融政策決定会合に相当する、米国における金融政策の最高意志決定機関であって、約6週間ごとに年8回、火曜日(2日間の場合は火曜・水曜)にワシントンで開催され、米国の金融政策に基づく公開市場操作(マネーサプライの調節、金利・為替レート誘導等)の方針を決定します。
FOMC開催最終日(米東部標準時間午後2時15分頃)に政策金利であるFF金利の誘導目標と景況判断および運営方針などの声明文が発表されますが、市場関係者にとって今後の米国金融政策を占う上でかかせないものとなっています。
【同義語】 連邦公開市場委員会
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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