日経平均変動率とは日経平均株価の変動の激しさを表す指標です。過去の推移からはじくヒストリカル・ボラティリティー(HV)と、市場の見方が反映されるインプライド・ボラティリティー(IV)があり、IVは予想変動率とも呼びます。今後の値動きや資産配分を考える際に活用します。
日経平均HVは過去二十日間の日経平均株価の騰落率を基に、年間の営業日数(二百五十日)に換算し年率で示します。小動きが続くと数値は下がり、変動が激しいと数値は上がります。一方、日経平均IVはオプション取引の価格から逆算して求めます。
変動率の低下が続くと、どちらかに相場が振れる可能性が大きいと考えるのが一般的です。下落場面で変動率が高くなると市場が悪材料を織り込んだとして、その後の相場の上昇が見込めるとする市場参加者もいます。
(2008年11月20日付日本経済新聞より引用) |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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