S&P500(S&P500種株価指数)とは、米国の投資情報会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)社が公表している株価指数で、米国の代表的な株価指数の一つです。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQ登録の11の産業部門から時価総額上位のアメリカ企業500銘柄を対象として、時価総額加重平均式で算出して発表しています。
この指数は、市場全体の動きを示し、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして広く利用されています。
【同義語】 S&P500種株価指数
|
|
ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
|
|
|