物価の変動によって家計がどのような影響を受けたかを知るために、総務省が毎月発表する統計指数です。
消費者物価指数は家計でよく消費するものなどいくつかの条件をもとに、10項目500品目以上を対象として算出されますが、すべての商品を総合した「総合指数」のほか、季節や天候に影響を受けやすい品目を除いた「生鮮食品除く総合指数」を採用する場合もあります。
消費者物価指数は金融政策に連動し、物価安定時は政策金利の下げに転じることが多く、株や債券市場にとって好材料となります。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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