景気が上向きか下向きかをはかる指数のことを景気動向指数といいます。産業、金融、労働など経済のあらゆる側面を網羅した30項目の景気指標を統合して指数を算出し、景気全体の動きを観測するもので、内閣府から公表され、3ヶ月前の数値との比較を行います。
景気動向指数は、景気を先取りする動きを見せる、マネーサプライや新規求人数などの「先行指数」、景気と並行した動きを見せる百貨店販売額や大口電力使用料などの「一致指数」、景気よりも遅れて動く完全失業率などの「遅行指数」に大別されています。
先行指数は景気の先行き判断の観点から株価と連動することが多く、投資に際して重要な指標となっています。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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