リスクコントロール指数
(りすくこんとろーるしすう) |
値動きの変動を日経株価平均よりも小さく抑えたのが、日経リスクコントロール指数です。急激な相場変動の影響をできるだけ小さくし、株式の安定運用を心がけたい投資家の参考指標となります。
リスクコントロール指数は、市場参加者が予想する日経平均の変動率(ボラティリティ)を示す日経平均ボラティリティ・インデックス(日経平均VI)を使って算出します。過去20営業日の日経平均VIの最大値が15%を上回ると、指数の変動率を引き下げて、値動きが緩やかになるように調整します。
経験則では、株価下落時に日経平均VIが上昇する傾向があります。VIの上昇に伴いリスクコントロール指数の変動率は引き下げられるので、同指数の下落は日経平均に比べて小幅にとどまります。
2008年9月に起きたリーマン・ショック後の日経平均とリスクコントロール指数の値動きを比較すると、リスクコントロール指数のほうが相対的に下落率が小さいことが分かります。
(2011年6月3日日本経済新聞記事より引用)
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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