MSCIワールド・インデックス
(えすえむしーあいわーるどいんでっくす) |
MSCIワールド・インデックスとは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出し公表しているグローバルな株価指数のことで、世界の49の主要株式から構成されています。
MSCI社が算出する株価指数には、国別・地域別指数や、グロース、バリュー別のスタイル指数、業種・セクター別指数、主要通貨ベースでの為替ヘッジの有無などさまざまな種類があります。
日本とアメリカを中心に、グローバルに株式運用を行なう機関投資家や、グローバル株式を投資対象とする投資信託のベンチマークとして採用しているため、四半期ごとに実施している銘柄入替とその構築方法が、大変注目されています。日本の機関投資家が外国株投資のベンチマークとして利用する場合には、通常は日本を除く先進22カ国で構成されるMSCI-KOKUSAIを使用します。 |
|
ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
|
|
|