M&A(Merger and Acquisition)とは、企業の合併および買収のことです。広義では株式譲渡、事業譲渡、資本業務提携を含めた企業間提携の総称として使われています。
日本企業同士はもちろんのこと、日本企業による海外企業へのM&Aや外資系企業による日本企業のM&Aなど盛んに行われています。買収企業による既存分野及び関連事業の強化、新規分野への進出、グループ再編などM&Aは企業価値を高めることを目的として行われますが、時としてマネーゲームの対象となる場合もあります。
また、M&Aの形態として、吸収・新設合併のほか、50%超の株式取得による株式買収、資産買収、50%以下の株式取得による資本参加などが挙げられます。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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