為替相場の変動がどのような要因で起こるのかを分析したもので様々な説があります。
為替レートは通貨の需要と供給によって決まり、その需給は国同士の貸し借り、つまり国際賃借関係で決まるとが決まるとする国際収支説。自国通貨と外国通貨との購買力の比率によって決定されるとする購買力平価説。思惑・信頼感・人気・予測といった市場参加者の期待が相場に変動を与えるという為替心理説、ある一時点の金融資産の保有高から需給を判断するアセットアプローチなどがその代表的なものです。 |
|
ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
|
|
|