端株とは、株式の分割や会社の合併などによって発生する一株未満の株式、あるいは売買単位に満たない株式のことです。従来商法では、一株の1000分の1単位で端株原簿に登録されることによって端株として処理されてきましたが、会社法では単元株式制度に一本化が図られ、2005年の商法改正で端株制度が廃止になったため、株式併合などにより1株未満の株式が発生した場合は、金銭によって交付されることになりました。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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