その日の株価が暴騰して、制限値幅の上限まで上昇することをストップ高といいます。株価の1日あたりの変動幅は、株価水準に応じてあらかじめ金融商品取引所によって決められています。
一例を挙げると、前日の終値が1800円の株価であった銘柄の場合、制限値幅は300円ですので、2100円でストップ高になり、当日はそれ以上株価が上がることはありません。ある企業のそれまで公表されていなかった大きな材料が飛び出したときなどに、ストップ高になることがあります。 |
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ヨーロッパ人がアジアや南北アメリカなどへの進出を始めた大航海時代、1602年にオランダで設立された「東インド会社」が株式会社の発祥とされています。
株式を発行して投資家から巨額の資金を集め、海外貿易や鉱山の開発、農場経営などを行なっていました。それまでにもヨーロッパでは希少価値であった香辛料等や金銀の貿易をするために一航海ごとに出資者を募集して、成功すれば得られた巨大な利益を分配するハイリスク・ハイリターンのシステムはありました。
しかし、会社という組織自体への出資者を集めて投資リスクの分散化を図り、近代的な簿記会計制度や取締役制度を整えて組織運営を行なったのは東インド会社が初めてだったのです。
その株式に当たる出資証明書は株主の権利とともに資産家の間で自由に売買されるようになり、出資者と事業運営者を明確に分離してその出資証券を流通させるという現在の証券取引の原形となりました。 |
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